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RESEARCH & DEVELOPMENT

研究開発

テクノロジーと
サイエンスを
結集させた
研究開発領域。

御木本製薬の研究理念

1.皮膚科学

皮膚科学の研究では、大学の研究機関と共同で皮膚生理や細胞の機能についての研究や、最先端の評価技術の導入に努めています。また動物代替法による安全性、有用性試験系の導入にも精力的に取り組み、様々な角度から化粧品による皮膚への影響について評価できる体制を構築しています。お客さまの求める美しさを実現するため、皮膚科学研究を積極的に進め、有用な化粧品開発に役立てていきたいと考えています。

皮膚細胞 細胞の機能研究の様子

2.製剤開発

肌のうるおい保持や紫外線防御などの有効性、使用感や持続性など様々な切り口からの製剤開発を行っています。「超高圧乳化装置を利用する専用処方による特殊製剤」という特徴的な技術を活用し、ナノ化による有用成分の高配合や肌になじみのよい使用感、安定性の高さに貢献。また生体親和性の高い細胞膜構成成分の乳化への利用や、界面活性剤を使用しない乳化など、様々な製剤へ展開しています。

超高圧入荷装置の利用 乳化状態の比較

3.品質研究

いつでも安心してお使いいただける製品をお届けするために、安全性、防腐力、安定性の観点から品質を徹底管理しています。化粧品をつくる原料は、自社開発の真珠関連原料や一般原料に関わらず、厳しい自社基準のもとで評価し使用しています。また、化粧品の基剤として欠かせない水については、1985年から化粧品工場に超純水製造装置を導入しています。パイロジェン(細菌の代謝物)までを取り除き、医薬品に用いる「超純水」を使用することで、原材料から製造工程まで、徹底した品質重視のものづくりを追求しています。

品質の研究 品質の管理の様子

4.感性研究

化粧品で最も大切な機能、それはお使いいただいた際の心地よさ。たとえ優れた有効性が確認されたとしても、使い心地の悪いものではお客様の満足を得ることはできません。使用実感や安心できる信頼品質がお客様の満足に繋がると考える私たちは、満足感を検証する方法として、心理的効果を生体の情報から読み解き、数値や画像に変換する研究に取り組んでいます。

品質の検証 感性の研究

5.真珠研究

ミキモトグループは大学の研究機関等と共同で真珠層形成研究会を設立し、最高品質の真珠を作り続ける養殖技術の確立と、真珠・真珠貝などを利用する化粧品原料開発を進めています。真珠層形成の過程は生物が自ら傷を修復し、新たな組織を作り出す「再生」の現象と考えられ、再生医療の視点からも注目されています。研究が進むにつれて生まれる新たな発見や技術革新が、私たちの生活や文化に貢献することが期待されます。

真珠素材研究施設 化粧品原料開発の様子

6.新素材開発

オリジナルの真珠関連原料はミキモト養殖場にて、海洋環境、養殖環境をはじめ、真珠貝遺伝子を完全に管理し育成。素原料として用いるのは養殖された真珠・真珠貝としています。そしてその厳選された素材から、各種有用性成分の抽出精製を行いオリジナル美容剤としてこだわって生産。この研究は、真珠関連原料から海洋資源の有効利用へと発展しており、海藻から得られるオリジナル原料の開発へと広がっています。

真珠・海藻 新素材研究の様子